グループホームや余暇活動等を通じて、障がいのある人と家族を支援する事業を行うとともに、多くの人々と手をつなぎ、障がいの理解をすすめることで、地域福祉の増進に貢献します。

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NPO法人チャレンジドサポートプロジェクトについて

知的障がいのある方は、日々の生活において、様々なサポートを必要としています。私どもNPO法人チャレンジドサポートプロジェクトは主に知的障がいのある方とそのご家族を「サポート」する取り組みを行っています。共同生活(グループホーム)事業が主な柱ですが、その他、余暇活動支援事業および障がい理解の促進などを行っており、今後は、相談支援事業ならびに放課後等デイサービス事業も展開していく予定です。

私の息子(20歳)は最重度の知的障がいを持っており、そういう子たちが将来どのように生きていくのか、親としてずっと不安を感じていました。その想いから“高津養護学校おやじの会”を立ち上げ、そのメンバーと障がいのある子どもたちやその支援者を「サポート」する取り組みを行ってきました。これが法人の礎となっています。

法人の名前の由来はその名のとおり、「障がい者」を「サポート」する「プロジェクト」。この名前には一つの思いが込められています。
もともと一般的な「プロジェクト」とは、その目的を達成すれば解散するもの。
私どものようなNPO法人がなくても、障がいのある方とそうでない方が安心・安全・快適に共に暮らせる世の中にしたい。そしてその時には法人を解散してもよい。
その思いをMissionとして取り組んでいます。

しかしながら、障がい者の周辺にはまだまだ多くの問題・課題があります。
グループホームもその一つ。私ども法人では既に4つのグループホームを開設、運営しておりますが、まだまだ全然足りていないのが現状です。

障害者自立支援法施行以降、国の政策として障がい者は地域で福祉的支援を得ながら自立した生活をすることが薦められてきました。しかしながら、その住まいとなるグループホームは圧倒的に少なく、多くの方がグループホームの新規開設や既存グループホームが空くのを待っている状態です。子どもが30歳~40歳になった時、両親は70歳以上なっていて、子どもの面倒を見ることも難しくなる。しかしながら、実際にグループホームを自分たちで立ち上げる、という人はほとんどいません。それは何故か?「お金がかかるのではないか?」「開設手続きが難しいのではないか?」「仕事をしながら運営はできないのではないか?」といった様々な“不安”があるのだと思います。

そんな皆さんに、私どものやり方を見て、「もしかしたら自分たちもできるかもしれない」「仕事をしながらでも、できるかももしれない」と思ってもらえたら嬉しいです。私どものこれまでの様々な失敗や解決方法などをシェアし、公開することで、全国の皆さんが同じようにグループホームを作ってもらえたら、グループホームの不足という課題は少しは改善できるのではと思っています。

みなさんと手をつないでいきたい

私どもの理念は、「地域の皆さんと手をつなぎ、地域福祉の増進に貢献する」こと。それには地域の皆さんの協力を得ながら進めていくことが重要なポイントと考えています。私自身が常に思っているのは、「サポートしている、助けていると思っている側が、実は助けられている。」という事です。障がいのある人を支えていく、と言っていますが、実は我々が支えられているのかもしれません。彼らから教えられることも沢山あります。地域の皆さんから教えられることも実に多いと感じています。
そういう思いは大事にしたい。支え、支えられているという実感を常に持ち、地域の皆さんとこれからも手をつないでいきたいと思っています。

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